2025-09
赤ちゃんへの茶の与え方や選び方とは?月齢別安全な飲み方を解説
- 2025-09-01 (月)
- お役立ちコラム
初めての離乳食、そして初めての「お茶」。
赤ちゃんの健やかな成長を願う親御さんにとって、お茶選びは大きな関心事ではないでしょうか。
どんなお茶を選べば良いのか、いつから飲ませ始めたら良いのか、不安に感じている方も多いはずです。
今回は、赤ちゃんへの適切なお茶の与え方について、疑問を解消する情報を提供します。
安全なお茶選びと、赤ちゃんへの適切な与え方を一緒に考えていきましょう。
小さなお子さんを持つ親御さんの不安を少しでも和らげることができれば幸いです。
赤ちゃんが茶を飲める時期
離乳食開始時期との関係
一般的には、離乳食が始まる生後5~6ヶ月頃からお茶を始める家庭が多いようです。
それまでは母乳やミルクで十分な水分と栄養が摂れます。
離乳食開始後、お茶を始めることで、水分補給の選択肢が広がり、食事の後のお口の清掃にも役立ちます。
ただし、お茶は母乳やミルクの代替物ではありません。
あくまで補助的な役割として考えましょう。
月齢別お茶の選び方
月齢によって、適切なお茶の種類や与え方が異なります。
生後1ヶ月から飲める赤ちゃん用の麦茶やルイボスティーも販売されていますが、母乳やミルクで十分な水分補給ができているなら、無理に与える必要はありません。
離乳食が始まる5~6ヶ月頃を目安に、まずは麦茶から始めてみましょう。
その後、月齢や赤ちゃんの様子を見ながら、ほうじ茶や番茶など、カフェインの少ない種類のお茶を試してみるのも良いでしょう。
お茶デビューの注意点
初めてお茶を飲ませる際は、少量から始めることが大切です。
最初はスプーン一杯程度で様子を見て、アレルギー反応や消化不良がないか確認しましょう。
また、お茶の温度は人肌程度(40度前後)に冷ましてから与え、熱湯や冷たいお茶は避けましょう。

赤ちゃんへの茶の安全な与え方
カフェインの影響と量
緑茶などにはカフェインが含まれており、赤ちゃんは大人よりもカフェインの影響を受けやすいと言われています。
カフェインの過剰摂取は、興奮状態や不眠、消化器系のトラブルを引き起こす可能性があります。
そのため、カフェインを含むお茶を赤ちゃんに与える場合は、量と頻度に注意が必要です。
カナダ保健省のガイドラインでは、4~6歳の子供は1日最大45mgまでとされていますが、赤ちゃんへの具体的な摂取量の基準は定められていません。
そのため、少量から始め、赤ちゃんの様子を注意深く観察することが重要です。
茶の種類による違い
お茶の種類によってカフェイン含有量は大きく異なります。
玉露はカフェイン含有量が多い一方、ほうじ茶や玄米茶は比較的少ないです。
麦茶やルイボスティーはノンカフェインなので、赤ちゃんに安心して与えることができます。
お茶を選ぶ際は、カフェインの量だけでなく、赤ちゃんの味覚や好みに合わせて選ぶことも大切です。
お茶を選ぶ際のポイント
赤ちゃん用のお茶を選ぶ際には、ノンカフェインであること、添加物が少ないこと、そして有機栽培など、原材料にこだわったものを選ぶと安心です。
また、パッケージに「赤ちゃん用」と明記されているものを選ぶと、より安全に与えることができます。
適切なお茶の淹れ方と量
お茶を淹れる際は、必ず煮出して作りましょう。
水出しでは雑菌が繁殖する可能性があるため、沸騰させたお湯でしっかりと抽出することが大切です。
また、大人用の濃さのお茶は赤ちゃんには濃すぎるため、必ず薄めて与えましょう。
最初は5~6倍に薄め、赤ちゃんの様子を見ながら徐々に濃度を調整していきましょう。
お茶を与える際の注意点
お茶は、母乳やミルクの代替物ではありません。
水分補給の補助として、少量を、適切な温度で与えるようにしましょう。
アレルギー症状や消化不良などの異変が見られた場合は、すぐに飲ませるのをやめ、医師に相談しましょう。
また、お茶を飲ませることで、母乳やミルクの摂取量が減ってしまう場合もあります。
その場合は、お茶の量を調整するなど、適切な対応を行いましょう。

まとめ
赤ちゃんへの適切なお茶の与え方について解説しました。
離乳食開始後、最初は少量の麦茶から始め、赤ちゃんの様子を見ながら、種類や量を調整していくことが大切です。
カフェインを含むお茶を与える場合は、量と頻度に注意し、赤ちゃんの反応をしっかりと見守りましょう。
安全なお茶選びと、適切な与え方を心がけ、赤ちゃんの健やかな成長をサポートしていきましょう。
何よりも、赤ちゃんの様子を一番に考え、無理強いせず、安心して飲めるように配慮することが重要です。
不明な点があれば、かかりつけの医師や保健師に相談することをお勧めします。