- 2025-05-24 (土) 6:00
- お役立ちコラム
一杯の美味しいお茶は、心と体を癒してくれます。
しかし、急須でお茶を淹れるのは、意外と難しいと感じている方も多いのではないでしょうか。
茶葉の種類や急須の選び方、そして適切な温度や注ぎ方、ちょっとしたコツで、驚くほど美味しくなるものです。
今回は、お茶の美味しさを最大限に引き出すための方法をご紹介します。
理想の急須選び
急須の種類と特徴
急須には様々な種類があります。
代表的なものとして、陶器製、耐熱ガラス製、ホーロー製などがあります。
陶器製は保温性に優れ、お茶本来の風味を味わうのに適しています。
耐熱ガラス製は、お茶の色や茶葉の様子を目で楽しめるのが魅力です。
ホーロー製は、耐久性が高く、お手入れがしやすいのが特徴です。
それぞれの素材の特性を理解し、好みに合った急須を選びましょう。
サイズ選びのポイント
急須のサイズは、使用する人数やカップのサイズに合わせて選びましょう。
1~2人用なら200ml程度、2~3人用なら200~350ml程度、3~4人用なら350~500ml程度が目安です。
一度に何杯分のお茶を淹れたいかを考え、適切なサイズを選びましょう。
湯呑みのサイズと合わせて選ぶと、注ぎやすさも考慮できます。
茶こし選びのポイント
茶こしは、お茶の美味しさを左右する重要な要素です。
細かいメッシュの茶こしは、茶葉がしっかり開き、旨味成分を抽出するのに役立ちます。
一方、粗い茶こしでは茶葉が流れ出てしまう可能性があります。
また、茶こしのかごが取り外せるタイプは、洗いやすくお手入れが簡単です。
ただし、かごが小さすぎると茶葉が十分に広がらず、おいしく抽出できない場合があるので注意が必要です。

お茶の美味しい入れ方
1:水温と茶葉の量
お茶の種類によって最適な水温は異なります。
煎茶の場合、一般的には70~85℃が適温とされています。
茶葉の量は、カップ1杯につき2~3gが目安です。
ただし、茶葉の種類や好みに応じて調整しましょう。
水質も影響するため、ミネラルウォーターを使う場合は軟水を使いましょう。
水道水を使う場合は、カルキ臭を飛ばすために沸騰させてから使用します。
2:急須による入れ方のコツ
急須に茶葉を入れ、お湯を注いだら、蓋をして30~40秒ほど蒸らします。
蒸らし時間は、茶葉の種類や好みにより調整しましょう。
深蒸し茶など細かい茶葉の場合は短め、荒茶の場合は長めがおすすめです。
急須の蓋には空気穴があり、注ぎ口と合わせることで急須内の空気が対流し、茶葉が開きやすくなります。
3:お茶の種類別入れ方
お茶の種類によって、最適な水温や蒸らし時間が異なります。
例えば、煎茶は70~85℃、玉露は50~60℃、ほうじ茶は90~100℃などが目安です。
それぞれの茶葉に適した温度と時間で淹れることで、そのお茶本来の風味を最大限に楽しむことができます。
パッケージに記載されている推奨温度や時間を参考にすると良いでしょう。
また、複数人で飲む場合は、注ぐ順番を工夫することで、最後の一滴まで均等に茶葉の成分を抽出できます。

まとめ
急須でお茶を美味しく淹れるには、急須のサイズや茶こし、そして水温や蒸らし時間など、いくつかのポイントを意識することが大切です。
今回紹介した方法を参考に、自分にとって最適な方法を見つけて、お茶の時間をより豊かなものにしてください。
様々な種類のお茶を試して、自分のお気に入りの一杯を見つけるのも楽しいでしょう。
お茶の種類によって適した水温や蒸らし時間が異なることを覚えておけば、より深いお茶の世界を楽しめます。
ぜひ、様々な茶葉を試して、最高の味を見つけてください。