- 2026-05-12 (火) 6:00
- お役立ちコラム

日々の健康維持や、体の内側からの防御力を高めることへの関心は、多くの方が抱いていることでしょう。
私たちの体には、外部からの侵入者と戦い、健康な状態を保つための精巧なシステムが備わっています。
この大切なシステムをサポートするために、古くから親しまれてきた飲み物が見直されています。
中でも、毎日の食卓に気軽に並ぶ緑茶には、体の調子を整える様々な成分が含まれており、健康的な毎日を送るための一助となることが期待されています。
緑茶と免疫力の関係とは
カテキンが免疫細胞を活性化
緑茶に含まれるカテキンは、ポリフェノールの一種であり、その強力な抗酸化作用によって体の酸化を防ぐ働きがあります。さらに、カテキンの一種であるエピガロカテキン(EGC)は、免疫細胞であるマクロファージの働きを助け、活性化を促すことが知られています。
これにより、体内に侵入しようとするウイルスなどが細胞に付着するのを阻止し、感染リスクを低減する効果が期待できます。
ビタミンCが粘膜を強化
緑茶には、レモンのおよそ5倍以上とも言われる豊富なビタミンCが含まれています。ビタミンCは、皮膚や粘膜といった体のバリア機能を司る組織を丈夫に保つために不可欠な栄養素です。
これらの粘膜が健康に保たれることで、病原体となるウイルスや細菌が体内に侵入しにくくなり、感染症の予防につながります。
また、カテキンにはビタミンCの働きをサポートする作用もあります。
LPSが免疫システムを調整
LPS(リポポリサッカライド)は、特定の細菌の表面に存在する成分で、免疫システムを整える働きを持つとされています。LPSは土壌などに多く存在する細菌に由来する成分であり、自然界では土壌を介して野菜や穀物、そして緑茶にも微量ながら含まれることがあります。
このLPSが免疫細胞であるマクロファージに働きかけることで、体の防御システムが効果的に機能するようサポートします。
日常的に緑茶を飲むことは、このLPSを体内に取り入れるための一つの方法となります。

緑茶で免疫力を高める方法
水出し緑茶でEGCを抽出
緑茶の持つ免疫サポート成分であるEGC(エピガロカテキン)は、冷たい水で抽出することでより多く含まれる傾向があります。冷水でじっくり時間をかけて淹れる水出し緑茶は、EGCG(エピガロカテキンガレート)の抽出が抑えられ、EGCの割合が高まるため、粘膜免疫系への働きかけが期待できます。
茶葉を水に入れ、冷蔵庫で1時間ほど置いてから取り出すだけで手軽に作ることができます。
熱湯でカテキンを抽出
緑茶に含まれるカテキンの中でも、特に免疫力向上への効果が期待される成分の一つにEGCg(エピガロカテキンガレート)があります。このEGCgは、一般的に80℃前後のお湯で効率よく抽出されることが知られています。
熱いお湯で淹れることで、カテキンをより多く含む濃厚な緑茶を味わうことができ、その抗酸化作用やウイルスへの対抗作用をしっかりと摂取することにつながります。
ミルクティーは避ける
免疫力向上のために緑茶を飲む場合、ミルクを加えた飲み方は避けるのが賢明です。紅茶の場合、ミルクに含まれるタンパク質が紅茶の持つ有効成分である紅茶ポリフェノールと結合し、その働きを阻害してしまうことが知られています。
緑茶においても、ミルクを加えることで成分の吸収や効果に影響が出る可能性が否定できないため、免疫力アップを目的とする際は、ストレートで味わうことをお勧めします。

まとめ
緑茶には、免疫細胞を活性化させるカテキン、粘膜を強化するビタミンC、そして免疫システムを調整するLPSといった、体の防御力を高める様々な成分が含まれています。これらの成分を効率よく摂取するためには、水出しでEGCを抽出したり、熱湯でカテキンをしっかりと引き出したりといった工夫が有効です。
また、免疫力アップを目的とする際には、ミルクを加えないストレートな飲み方が推奨されます。
日々の生活に緑茶を取り入れることは、手軽に健康をサポートする習慣となるでしょう。















































