- 2026-05-20 (水) 6:00
- お役立ちコラム

普段何気なく手に取るお茶の中にも、ユニークな個性を持つものが数多く存在します。
その一つが、茶葉の茎の部分を主原料として作られる「茎茶」です。
「棒茶」や「かりがね」といった別名でも親しまれていますが、その風味や淹れ方には、日常のティータイムをより豊かにしてくれる魅力が隠されています。
あまり知られていないかもしれませんが、普段のお茶とは一味違う、新しい発見があるかもしれません。
茎茶はどんなお茶か
茶葉の茎や葉脈から作られる
茎茶は、煎茶や玉露などの緑茶を製造する過程で、茶葉の葉の部分とは別に、茎や葉脈の部分を選り分けて作られるお茶です。茶葉の茎の部分は、葉とは異なる独特の風味や性質を持っているため、茎茶は他の緑茶とは一線を画す個性を持つことができます。
煎茶製造の副産物から生まれる
茎茶は、一般的に煎茶や玉露を製造する際に、茶葉の柔らかい部分と硬い茎の部分をふるい分ける工程で取り除かれた茎の部分を主原料としています。これらの茎は、茶葉製造における「出物(でもの)」とも呼ばれますが、その部分を有効活用することで、風味豊かなお茶として生まれ変わります。

茎茶の味わいと性質の特徴
渋みが少なく甘みがある
茎茶の大きな特徴の一つは、その味わいです。お茶の渋みや苦味の成分であるカテキンは、主に葉の部分に多く含まれています。
一方、茎の部分には、旨味や甘みのもととなるアミノ酸の一種であるテアニンが豊富に含まれています。
そのため、茎茶は渋みが少なく、まろやかな甘みと爽やかな風味を感じられるのが特徴です。
苦味が苦手な方やお子様でも、すっきりと飲みやすい味わいです。
カフェイン量が少ない
茎茶は、他の緑茶、特に煎茶と比較してカフェインの含有量が少ない傾向があります。これは、カフェインが茶葉の特に若い芽の部分に多く含まれるのに対し、茎茶は茎を主原料としているためです。
そのため、カフェインの摂取を控えたい方、妊娠中・授乳中の方、あるいは就寝前でも温かい飲み物を楽しみたい方にとって、茎茶は安心できる選択肢となります。
熱湯でも手軽に淹れられる
茎茶は、その性質上、熱湯でも美味しく淹れることができるのも魅力です。一般的な煎茶は、渋みや苦味が出すぎないように温度管理が重要ですが、茎茶は茎の部分が熱いお湯でも風味を損ないにくいため、温度に神経質になる必要がありません。
急いでいる時でも、熱湯を注ぐだけで手軽にお茶を淹れることができるため、忙しい日常の中でも気軽にティータイムを楽しむことができます。

まとめ
茎茶は、煎茶などの製造過程で生まれる茎や葉脈を主原料とした、ユニークなお茶です。渋みが少なく、テアニン由来のまろやかな甘みと爽やかな風味が特徴で、カフェイン量が比較的少ないため、様々なシーンで気兼ねなく楽しむことができます。
さらに、熱湯でも手軽に美味しく淹れられるという利便性も、日々の生活に取り入れやすいポイントと言えるでしょう。
普段のお茶に変化をつけたい時や、リラックスしたいひとときに、ぜひ茎茶を試してみてはいかがでしょうか。
















































