- 2026-06-21 (日) 6:00
- お役立ちコラム

お茶の持つ豊かな風味や香りは、日々の暮らしに安らぎを与えてくれます。
しかし、時折感じる「えぐみ」は、その繊細な味わいを損ねてしまうことも。
なぜ、お茶にえぐみや渋みが生まれるのでしょうか。
お茶を淹れる際のちょっとした工夫で、えぐみの感じ方は大きく変わります。
このえぐみの秘密に迫り、より一層お茶を深く味わうための一歩を踏み出しましょう。
お茶のえぐみは何が原因なのか
カテキンの種類と量
お茶のえぐみや渋みの主な原因は、茶葉に含まれる「カテキン」というポリフェノールの一種です。カテキンにはいくつかの種類があり、茶葉の種類(緑茶、紅茶など)や品種、生育環境、収穫時期によって、その含有量や組成は異なります。
一般的に、カテキンの含有量が多いほど、お茶は強い渋みやえぐみを感じやすくなります。
例えば、日光を多く浴びた茶葉や、成長が進んだ茶葉では、カテキンが増えやすいとされています。
抽出条件の影響
お茶のえぐみは、茶葉の成分がどれだけお湯に溶け出すか、つまり「抽出条件」によっても大きく左右されます。お湯の温度、抽出時間、茶葉の量などの条件が、カテキンの溶出量に影響を与えます。
一般的に、高温で長時間抽出すると、カテキン類が多く溶出しやすくなり、えぐみや渋みが強く感じられるようになります。
逆に、低温で短時間抽出することで、カテキンの溶出を抑え、まろやかな味わいを楽しむことができます。

お茶のえぐみはどうして発生するのか
カテキンとタンパク質の結合
お茶のえぐみや渋みは、口の中に入った際に、カテキンが唾液中のタンパク質と結合することで生じると考えられています。カテキンにはタンパク質を変性させる性質があり、この結合によって舌の表面のタンパク質が収縮し、ざらつきや渋み、えぐみとして感じられるのです。
このメカニズムは、お茶の成分が私たちの味覚にどのように作用するかを示しています。
高温抽出によるカテキンの溶出
お茶の「えぐみ」を強く感じさせるカテキン類は、低温では溶け出しにくい一方で、お湯の温度が高いほど多く抽出されやすくなります。そのため、熱すぎるお湯で淹れると、これらのカテキン類が多量に抽出され、お茶のえぐみが際立って感じられるようになります。
茶葉の種類や品質に応じて、適切な湯温で淹れることが、えぐみを抑え、本来の風味を引き出す鍵となります。

まとめ
お茶のえぐみの主な原因は、茶葉に含まれるカテキン類であることが分かりました。茶葉の種類や量、そしてお湯の温度や抽出時間といった抽出条件によって、カテキンの溶け出す量が変化し、えぐみの感じ方が変わってきます。
また、口の中でカテキンが唾液中のタンパク質と結合することも、あの独特の感覚を生み出す一因です。
熱すぎるお湯での抽出は、えぐみを強くするカテキンを多く溶かし出すため、茶葉に合わせた湯温で淹れることが、まろやかで美味しい一杯を楽しむための秘訣と言えるでしょう。
















































