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二煎目三煎目も美味しいお茶の入れ方とは?旨味と香りを引き出すコツをご紹介!



一杯のお茶を淹れる時間は、心安らぐひとときです。
特に、二煎目、三煎目と続くお茶の味わいは、一杯目とはまた違った趣があります。
茶葉の持つポテンシャルを最大限引き出し、最後までその美味しさを堪能したいと願うのは、多くのお茶好きに共通する思いでしょう。
この先では、その願いを叶えるための具体的な方法と、知っておくとさらに奥深いお茶の世界へと誘う秘訣をご紹介します。

二煎目以降のお茶を美味しく淹れる方法

湯温は一度目より少し高く設定する

一杯目のお茶を淹れた後の茶葉は、まだ成分を十分に含んでいます。
二煎目以降では、一度目よりも少し高めの湯温で淹れることが、残りの旨味や香りを引き出すための鍵となります。
具体的には、緑茶であれば一度目が80℃程度だったものを85℃に、ほうじ茶などであれば90℃から95℃といったように、一般的に一度目よりも5℃から10℃程度高めに設定するのが目安です。
この温度変化によって、茶葉の奥深くに眠っていた成分がより効率よくお湯に溶け出し、一杯目とは異なる、しかし遜色ない豊かな風味を楽しむことが可能になります。

蒸らし時間は短く注ぐ際は素早く行う

二煎目以降のお茶を淹れる際には、蒸らし時間を短くし、注ぐ際はお湯を素早く注ぎ切ることが重要です。
一度目の抽出で茶葉はすでに開いてお湯を含んでいるため、二度目以降で長時間蒸らしてしまうと、茶葉から渋みや苦味といった雑味成分が過剰に抽出されてしまう傾向があります。
そのため、お湯を注いだら、すぐに注ぎ始めるくらいがちょうど良いでしょう。
お湯を注ぐ際も、急須を傾け、最後の一滴までしっかりと注ぎ切ることで、茶葉が急須の中に湿ったままの状態になるのを防ぎ、次のお湯を注いだ際の過剰な抽出を最小限に抑えられます。

茶葉が湯に浸りすぎないよう注意する

二煎目以降の抽出において、茶葉がお湯に浸りすぎる状況を避けることは、澄んだ味わいを保つために非常に大切です。
前述したように、注ぐ作業を素早く行い、一煎目のお湯を急須の中に残さないようにすることが、この注意点を守るための基本となります。
茶葉がお湯に浸り続ける時間が長くなると、どうしても渋みや雑味が増してしまい、せっかくの茶葉の持つ繊細な風味が損なわれてしまいます。
急須の縁についたお湯なども軽く拭うなど、細やかな配慮をすることで、よりクリアな味わいを実現できます。


三煎目まで旨味と香りを引き出すお茶の入れ方

二煎目以降は茶葉の旨味がより出やすくなる

お茶の葉には、旨味成分であるアミノ酸や、香り成分、そして渋み成分であるカテキンなどが含まれています。
一度目の抽出でお湯と触れることで茶葉は開きますが、まだ内部には多くの成分が残っています。
二煎目、三煎目となるにつれて、開いた茶葉の組織によりお湯が浸透しやすくなるため、特に旨味成分がより豊富に、そしてダイレクトに抽出されやすくなります。
この特性を理解し、適切な温度と抽出時間で淹れることで、一杯目とは異なる、まろやかで深い旨味を堪能できるのです。

湯冷ましを活用し適切な温度に調整する

三煎目まで美味しくお茶を淹れるためには、湯冷ましを効果的に活用し、狙った温度に正確に調整することが助けとなります。
一般的に、二煎目、三煎目と進むにつれて、茶葉の成分を引き出しやすくするために、さらに高温のお湯が適している場合もありますが、茶種によっては高温にしすぎると苦味や渋みが際立つこともあります。
湯冷ましを使うことで、沸騰したお湯を一時的に冷ます過程で温度を正確に把握でき、急須に注ぐ際にも温度の急激な変化を防げます。
これにより、茶葉の旨味を最大限に引き出しつつ、不快な渋みを抑えた、バランスの取れた味わいを安定して作り出せます。

抽出時間を細かく調整し味の変化を楽しむ

二煎目、三煎目と抽出を重ねるごとに、茶葉から溶け出してくる成分のバランスは変化していきます。
この変化を積極的に楽しむために、抽出時間を細かく調整することが有効です。
例えば、二煎目は短めの抽出でスッキリとした味わいを、三煎目は少し長めの抽出でより深い旨味を引き出す、といった具合です。
茶葉の種類や個人の好みに合わせて、数秒単位で抽出時間を変えてみることで、一杯目とは異なる表情を見せるお茶の風味の移ろいを発見できるでしょう。


まとめ

二煎目以降のお茶を美味しく淹れるには、一杯目とは異なる工夫が必要です。
一度目よりやや高めの湯温で、蒸らし時間を短く、注ぐ際は素早く行い、茶葉が湯に浸りすぎないよう注意することで、雑味を抑えつつ旨味を引き出すことができます。
さらに、湯冷ましを使った温度調整や、抽出時間の微調整は、三煎目まで茶葉の豊かな風味と香りを堪能するための有効な手段です。
これらのポイントを押さえることで、一杯のお茶から得られる感動がより一層深まることでしょう。

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