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贈答用の日本茶の包装マナーとのしの選び方を説明します!



大切なお取引先や日頃お世話になっている方へ、心を込めて日本茶を贈る機会は多くあります。
しかし、せっかく選んだ品物も、熨斗(のし)や包装のマナーを誤ると、かえって失礼にあたることも。
特に、慶事や弔事といった場面では、水引の結び方や色、表書きの言葉遣い、さらには包装の仕方まで、細やかな配慮が求められます。
相手に感謝の気持ちや敬意を正確に伝え、心温まる贈り物とするために、贈答用日本茶にふさわしい熨斗と包装の基本マナーをしっかりと押さえておきましょう。

贈答用日本茶の「のし」の選び方

慶弔で水引の結び方と色を使い分ける

贈答における熨斗紙の水引は、お祝い事なのか弔事なのか、またその内容によってふさわしいものが異なります。
一般的に、結婚や出産、新築など何度あっても喜ばしい繰り返したい慶事には、簡単にほどけて結び直せる蝶結びの水引が用いられます。
複数回繰り返したい事柄や、記念日のお祝いなどに適しており、何度あっても嬉しい出来事を象徴しています。
一方、お見舞いや弔事、結婚祝いのように一度きりであってほしいと願う事柄には、一度結ぶとほどきにくい結び切りの水引を選びます。
これは、繰り返されることを避けたいという気持ちを表すものです。
水引の色も慶弔によって区別され、慶事では金銀や紅白、赤金などが用いられることが多いですが、弔事では黒白や黄白、銀色などが一般的です。
贈る日本茶がどのような目的の贈り物であるかを明確にし、それに適した結び方と色合いの水引を選ぶことが、丁寧な心遣いの第一歩となります。

慶弔で表書きの書き方を使い分ける

熨斗紙に記載する表書きの言葉は、贈る目的を端的に伝える重要な要素であり、慶弔によって使い分ける必要があります。
例えば、お歳暮やお中元、新築祝いや昇進祝いといった一般的な慶事では御祝、御礼、粗品などが用いられます。
内祝いとして贈る場合は、品物を受け取った方への感謝を示す内祝や御礼が適切であり、品物の内容や贈る状況に応じて使い分けます。
一方、仏式・神式・キリスト教式など、弔事においては御供、粗供養、志といった言葉が一般的に使われます。
これらは、故人を偲ぶ気持ちや、香典返しとしての意味合いを含みます。
宗派や地域によって適切な表現が異なる場合もあるため、事前に確認が必要です。
贈り主の名前は、一般的に姓のみを記載しますが、連名の場合はバランスを考慮して記載します。
贈る相手や状況に合わせて、最も失礼のない、かつ気持ちが伝わる言葉を選びましょう。


日本茶の包装はどうする?

内熨斗と外熨斗の使い分け

日本茶を贈る際の包装方法には、品物に直接熨斗をかけてから包装紙で包む内熨斗(うちのし)と、包装紙で包んだ品物の外側に熨斗をかける外熨斗(そとのし)の二種類があります。
内熨斗は、品物そのものを大切に扱う丁寧な印象を与え、本来は内祝いなど、身内へのお祝い返しや、改まった贈り物に適した方法とされています。
品物に直接触れることで、よりパーソナルな感謝の気持ちが伝わりやすいとされます。
一方、外熨斗は、熨斗が外から見えるため、お歳暮やお中元、お祝いの品として直接渡す場合など、品物の存在を強調したい場合に用いられます。
贈答品であることを明確にし、遠方から届く場合や、贈り物として広く認知させたい場合に適しています。
日本茶の贈答においては、どちらの方法が絶対的に正しいというわけではなく、贈る状況や相手との関係性、さらには品物の形状などを考慮して使い分けることが大切です。

慶弔で包装の向きが異なる理由

日本茶をはじめとする贈答品の包装において、包装紙の柄の向きや、熨斗紙をかける際の上下といった細かな配慮が、慶弔の場面で意味を持つことがあります。
一般的に、慶事の際には、包装紙の柄や熨斗紙の文字が上を向くように、つまり天地無用のような丁寧な扱いを意識して包装するのが礼儀とされています。
これは、お祝い事を上向きに捉え、縁起を担ぐ考え方に基づいています。
品物を受け取った際に、文字が正しく読める状態であることが、相手への敬意を示すことにつながります。
対して、弔事の場合、特に仏式の法要などでは、包装紙や熨斗紙の柄や文字が下を向くように、あるいは柄の上下を気にせず、故人への哀悼の意や、悲しみを表すために、あえて下向きに包装することがあるとされています。
この包装の向きは、贈る品物への敬意を示すとともに、慶弔それぞれの意味合いを理解し、相手に失礼なく気持ちを伝えるための重要な要素となります。


まとめ

贈答用日本茶に添える熨斗(のし)と包装は、慶弔それぞれのマナーに則って行うことで、感謝や敬意の気持ちをより深く伝えることができます。
水引の結び方や色、表書きの言葉遣いは、お祝い事か弔事かによって明確に使い分け、内熨斗・外熨斗の選択、さらには包装紙の向きに至るまで、細やかな配慮を心がけましょう。
これらの知識を実践することで、相手に失礼なく、心温まる贈り物となり、贈る側も受け取る側も、双方にとって心地よい贈答の機会となるはずです。

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